2007-01-01から1年間の記事一覧

チェコアニメ続き

その後、渋谷に回ってユーロスペースでチェコ・アニメを見る。 CDプロはいまいちだった。午前中に山村なんかを見てしまったのが悪いのか。 想像力の商品化、あるいは否定について風刺的に描くドウブラヴァがきれいだった。あとはポヤールとイラーネク(あ…

カフカの田舎医者

原作とまったく雰囲気が異なるが、それでもすごかった。 せりふを茂山狂言の人間国宝その他が演じており、カフカとは思えなかったが、こちらもすばらしく、20分のアニメだが、これだけでも見に行って損のない一作だった。 朝と晩だけの上映で、当然朝(9時45…

ミケリン・ガイド

中学生のころまで、首都高から見える、変な雪男の看板を見て「ミケリン」と読むと思っていた。 このミケリン代理の特許事務所から、HPなどのタイトルに「ミシュラン」と使うな、という回状が来た。そんなもの使っている会社があるのか? ありえねーと思うが…

チェコアニメ

渋谷へ。いのちの食べ方、チェコアニメAプロBプロを見る。 アニメの方は、ポヤール&トルンカがアニメ的には群を抜いている。つまりは一般人に是非とも観よ、というようなものではない。アニメ・ファン向け。 「いのちの食べ方」は、12PGだが、全国放送の…

マカロン

長男が二度にわたってマカロンを作成し、不満足なできだったので、研究したしと思い、西武の地下に新しくできたスイーツコーナーで、アンリ・シャルパンティエのとヴィタメールのを購入。前者はフランスの菓子屋で、ここのケーキはそれなりに美味しい。後者…

大徳川展

本日は一日お外で息抜き。篠田さんにお付き合いしてもらいました。 でも標記の展覧会だが、10時に行ったら、人の群れ。どひゃー。どうやら九時半会場だったらしく、既に混み混みでよく見えない。ヘッドホン解説をつけている人たちが多くて、そういう人の歩み…

悲惨な食事

昨日はアップルパイを作った。料理用に買った紅玉がまずくて不評で、煮てしまえ、とまとめて煮たが、砂糖の量が足りず、どっちにしろまずい、というしろものに。作り置きのパイ皮で(春に作ったのの残りだからいい加減使わないと)アップルパイを。リンゴの…

ワースト本

私の守備範囲の怪奇幻想文学に限っての話だが、単行本になっている長篇(中篇)の中で、最もひどいのは何か、というのが話題になることがある。 よくもこんなのが本になったな、というような本。10年ぐらい前までは、自費出版がこんなにも流通していなかった…

作家の生年

作家の経歴を調べていると、ラノベなどの系列で生年を明らかにしていない人が多くて、調査が面倒。どちらかというと挫折中。生年がわからないと、批評する時にも困ることが多いんだけどな。 ある児童文学作家は、なぜか年齢表記がないが、自分の子供時代の物…

スターダスト

シネコンで。駄作。原作のほのぼのしみじみしているところ、星の魅力、少年の魅力はかなりカットして、特撮、アクションを重視。恋愛ものなのに……。ヘアスプレイに続き(?)Michelle Pfeifferが敵役の魔女で、やけに目立つ。もしかして主演はファイファーか…

スーハーもの

ジュヴナイル・ポルノも何冊か読んでみたが、ゲームのノベライズもオリジナルもレベル低し。作家間に開きがあるので、中にいい作家もいるのかもしれないとは思ったけど、とてもではないがそれを探索する気にはなれない。というところで、仕事で来た本の中に…

詭弁大会

名鑑のために作品確認の意味でたくさんの本を読破中。 今は意味不明の解説がついているラノベを確認中。中にはタイトルや思わせぶりな言葉(不思議な人、秘められた謎)があるので、読んでみるとただの学園ものだったり、ミステリーだったり。 宮崎アニメの…

ロートンヌのケーキ

半日ドックの帰り、秋津のロートンヌでケーキを購入。 私がわざわざ買うくらいなので、県内でもトップレベルの美しさと美味しさをほこるケーキ屋である。常に創意工夫のある店なので、その点も高く評価。ただし! この店は、いらっしゃいませ、と怒鳴る上に…

文章が電波

次男が電撃を読みたくない理由。文章が電波だから。わからなくもないが、この評言自体が何とも。 これは、牧野修が自信があると語る「電波系文章」とは違う。日本語の意味を無視して(あるいは誤解してか)、変にかっこをつけている、何とも言えないダメ文の…

エクスマキナ

アップルシードの二作目。一作目を見た時は、奇妙でおもしろいCGワークと思ったのだけど、CG自体が進化してしまったせいか、逆につまらなくなっているような気がする。ただの印象に過ぎないけど。 さらに脚本が悪く、後半は特にでたらめもいいとこ。もう…

作家の経歴を教えてください!

やおい本のつぶれた版元リーフが出していたジグザグノベルズというレーベルがある。この作家たちの経歴がわかる人はいるだろうか……。こんなに知らない名前ばかりで、中にやおいマンガ家、エロ作家がいるところを見ても、そういう系列の人の変名ではないかと…

小説は小説家にしかわからない

本日の東京新聞の大波小波にめちゃおもしろいことが書かれていた。 まとめ引用すると、保坂和志と高橋源一郎が去年の「文藝」冬号(古っ!)で、「小説は小説家にしかわからない、評論家はもういらない」と発言したのに対し、笙野頼子が「評論家でもちゃんと…

市川拓司「弘海」

今回読んだ中で、最もくだらない作品。こんな低レベルのSFが一般向けの小説として通用してじゃんすか売れるのか、と唖然。この人も作家名鑑に載るわけだよね(笑)。まあね、二次元ドリームだってやおいだって載るんだからね、当たり前だな。

原宏一「天下り酒場」

というわけで、この短篇集。表題作は、県庁の役人が、しがない酒場に天下りしてきて、酒場改革をやるのだが……という突飛なシチュエーションで役人批判を展開するユーモア小説。トールテール風の味わいがあり、痛快で、おもしろかった。 小説ではもう一冊、垣…

鈴木宗男「闇権力の執行人」

こんなことを実名で暴露してしまうのか、というような上品でない内容。しかし著者に仕掛けられた罠も下品そのものだったので、仕方ないか。それに、実名暴露なんか屁でもない、がはははと笑ったらしいからね、当該官僚は。まあ官僚には選挙もないし。 官僚の…

島村英紀「私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。」

拘置所生活もの。著者は地震学者で、北大から告訴されたりして、詐欺容疑で逮捕されたのだが、こはまったくのナンセンスであったらしい。なんというか逮捕そのものが既に理不尽なので、司法当局がやっていることは人権侵害以外の何ものでもなく、アムネステ…

大江健三郎「新しい人の方へ」

意地悪な人になるのはやめよう、とか、怨望は非生産的なのでやめよう、とか若い人たちに向けて書かれている。内容自体は悪くない。 でもね〜、たぶん石原慎太郎のことだろうと思うけど、自分についての記憶が間違っているのに直しもしない、とねちねちイヤミ…

角田光代『対岸の彼女』

内容がどうのこうのという話ではない。私は興味ないが、それなりの小説だ。 冒頭近くに、主人公Aが働きに出る理由として、一万三千円のブラウスを買いたいと思ったが、それが35歳の女性として高い買い物なのかどうかの見当がつかなくなっていたから、という…

いろいろ

しばらく書評関係の仕事をしていた。

黒川紀章死す

選挙なんかに出て身体を酷使するから……。 この人のイメージは、晩年の選挙騒ぎで、何とも言い難いものになってしまった。

シネコン

しばらくぶりでシネコンに行き、リトル・レッドとストレンヂアを観る。 リトル・レッドはミュージカル系バカ・アニメで、なかなかよく出来ていた。メロウなメロディにおバカな歌詞というおきまりも、ミステリ仕立てのバカさ加減もほどよい感じ。全体の構成も…

調査中

作家名・作品を目録でチェックしつつ、現物に当たっている。 頻繁に思うことは、小説におけるストーリー、プロット、文体の関係である。 あからさまに文章がまずくてもかまわないエンタメ・ジャンルというものが、昔から存在するのだが、それは広範囲に売れ…

類は友を呼ぶ

東京新聞のこちら特報部で、舛添要一の暴言が取り上げられている。 非常に人気があるらしい舛添は、議員になる前、政治学者としてウェークアップという読売テレビの番組に出ていた。無知な私はわりとおもしろいと思って見ていたが、ある時、司会の桂文珍が、…

Amazonのおすすめ商品がっ!

相変わらず同じことをしている。Amazonでラノベをチェック、内容がよくわからない場合は、図書館で予約、図書館にない時、また図書館が五人以上待っている時は、年内はもう厳しいかも知れないので(みみんな、読むのが遅いよ!)、あきらめて、Amazonの古書…

愚痴だ!

Amazonの紹介などを見ながら、作品を特定中。読者レビューは時に大いに参考になる。 おもしろいと思ったのは、 ありがちな設定だが、そのオンパレードというのは珍しいかも という批評がいくつもあったことだ(笑)。解説を読んでいても、劣化コピーの椀飯振…