類は友を呼ぶ

 東京新聞こちら特報部で、舛添要一の暴言が取り上げられている。
 非常に人気があるらしい舛添は、議員になる前、政治学者としてウェークアップという読売テレビの番組に出ていた。無知な私はわりとおもしろいと思って見ていたが、ある時、司会の桂文珍が、盟友の小泉・石原と組んで新党結成とか? などと尋ねたのを見て、ああ、そういう人だったのか、と腑に落ちた。その時以来、政治家・舛添のことを全く信用していない。
 今の暴言騒動についても、まったく類友という感じ。石原のように都民を直接バカにしないだけマシかもしれないが、これも例えば公共の場の質問会などで批判されたら(まともな意見を述べられたら)、バカ呼ばわりするのかも知れないから、わからない。
 日本人は(人類は? 男は?)勇ましい暴言を吐く人が大好きらしく、こういうタイプの人の人気が絶えたことがない。
 何がいいんだか、ちっともわからない。
 人間は暴力をふるうのが、基本的には大好きなのではないかと思うとのだが、暴力をふるわれたくはないので、それを抑制しているのではないか、という気がする。で、暴言を吐く人が好まれるのは、その暴言が自分には向かないと思っているからだろう。また、暴言を吐かれた人を、自分と同じ地平にいる人間として考えられないからだろう。想像力が足りてない。