2009-01-01から1年間の記事一覧

山下武先生逝去

13日に亡くなったそうです。存じ上げませんでした。 11時から告別式だそうです。 本立寺にて 東京都 品川区 東五反田 3丁目 6−17. TEL03-3441-4659. ご焼香だけして参ります。

昭和文学会会員以外の方でも、無料・申込不要にて参加できます。

とのこと。詳細は以下。http://wwwsoc.nii.ac.jp/sbun/meeting/index.html

「文学館の〈いま〉を考える」

昭和文学会が跡見にて開催される。 国際児童文学館の館長による現状報告などがあるので、行く予定。 * 日時 2009年6月20日(土)午後1時30分より * 会場 跡見学園女子大学文京キャンパス 2号館5階M2505教室

メディア総合芸術センター

昨日の夕刊に、里中満智子らが必要性を訴えるという記事。どう考えてもハコモノ予算という感じしかしないのだが、どうだろうか。国立では近代美術館がアニメーションのフィルム、機材の収集を行っている。そこに働く学芸員(アニメの専門家がいるはず)はど…

薔薇

天気が予想外によく、半日のんびりしました。

石黒達昌

芥川賞候補作の発表年を調査していて、いつも便利に使わせてもらっている「直木賞のすべて」「芥川賞のすべてのようなもの」で、たまたま、石黒達昌「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに……」の選評を読んだ。その中…

ズリイカ・ドブソン

先週はずっと翻訳関連の仕事をしていた。新しい本は読んでいない。 翻訳の校閲で、原文と対照して脱落文などをチェックする、意味の通りにくいところなどをチェックするという仕事。 1911年、マックス・ビアボウム作『ズリイカ・ドブソン』Zuleika Dobson そ…

薔薇とお菓子

まだ日程確定ではありませんが、新宿御苑の西洋庭園で薔薇を見て、芝生でお菓子を食べるという会を催す予定です。 5月20日〜月内の予定で、たぶん平日の午後です。 日時は決まり次第ご連絡します。 『幻想文学』、もしくは私の著作の読者に限ります。 アト…

日本児童文芸家協会賞

日本児童文芸家協会賞……朽木祥「彼岸花はきつねのかんざし」 新人賞……久保田香里「氷石」 どちらもファンタジーだが、未読。 朽木祥は、愛らしいことこの上ないかっぱの子供が主人公の「かはたれ」でデビュー。続篇「たそかれ」は一種の音楽ファンタジーでも…

『文學界』はそんなにエライのか

昨日、NHKニュースで、イラン人が文學界新人賞を受賞したという報道をしていた。漢字を使わない国出身者では初めて……だそうである。最近のNHKはワイドショー・レベルなのでいちいち目くじらを立てるのもバカらしいが、全国ニュースでやるような話題か…

宿屋めぐり

野間文芸賞を受賞した話題作だが、読むのが遅くなった。 「主」の代参で権現様に名刀を奉納に行く途中で、不気味な生物の中から「贋の世界」(この世に似て非なる世界)に入り込んだ(と思った)彦名が、その世界で行き当たりばったりにわがまま勝手に生きて…

抒情的恐怖群

高原英理の怪奇幻想短篇集。「夜の夢こそまこと」というタイプの作品が二つあり、また、現実溶解型の、彼の美質が最もよく表れている作品が多い。「グレー・グレー」という唯一既発表のゾンビの純愛話も非常に良かった。都市幻想というタームが大好きな某が…

日本国憲法の誕生

日本国憲法の誕生 (岩波現代文庫)作者: 古関彰一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/04/16メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (16件) を見る[rakuten:book:13175354:detail] たいへんに面白かった。歴史書というよりもノンフィクション的…

ラピュタ・アニメーション・フェスティバル

ラピュタ阿佐ヶ谷という変わった映画館でやっていたアニメーションの連続上映。 特集はエストニアのアニメーションで、加えて「久里洋二でいこう」というドキュメンタリーとノルシュテイン関係のものを少し。それから杉井ギサブローの「ジャックと豆の木」の…

児童文学の研究者は……

ちょっと古い児童文学関係の雑誌を見たいと思う。近場では、国会にも母校の図書館にも近代文学館にもそろっていない。webcatで検索をかけてもろくな結果が出ない。だが、国際児童文学館を見ると、見事に欠号なくそろっている。これはもともと鳥越先生の寄付…

カナダ・アニメーション映画名作選

NFCにて、先日までやっていたカナダ・アニメ。一応全プログラムを見たが、アニメとは言い難いものもあり、カナダのフィルム・アーカイブの意識がうかがえて興味深かった。 まず思うのは、優れた個人的な作家たちを排出するカナダ・アニメが、長篇を一本作る…

手作り感?

先週の木曜はメディア芸術祭に行って朝から一日アニメを見ていたら、具合が悪くなり、死にそうになって家に帰ってきた。翌日もシンポなどがあったので行ってみたかったが、とてもその元気が出なかった。三月にはアニメ関連の催しがいろいろとあるのに、こん…

メディア芸術祭

前ページに掲載している「アニメーションズ」のブログにもあるが、文化庁のメディア芸術祭でアニメの上映がある。かつては写真美術館が会場だったのだが、近年は新美で大規模に上映している。時間が許せば、木・金の上映に何とか行きたい。本当は精神的に落…

つみきのいえ

アニメーションの本格的批評を目指していると思われる山村浩二中心で発足した会のHPなども参照のこと。 http://www.animations-cc.net/ アカデミー賞で加藤久仁生の作品が短篇アニメ賞にノミネートされたので、NHKのニュースで取り上げていた。一昨日だっ…

漫画を散逸させないために

本日の東京新聞の夕刊「大波小波」のタイトル。評者はヨネヤン。 米澤さんのシンパか? よくわからないが、一読して怒りを覚えた。 内容は、こんな感じ。手塚や水木の単行本が古書で高値取引され、大学でも漫画関連の学科が増えているが、漫画は市民権を得た…

言語ゲーム

東京新聞では、新年に「ことば考」の特別版のエッセー・シリーズを掲載しているが、昨日の夕刊は、大石紘一郎という政治学者のもので、カルトの活動を言語ゲームとしてとらえたものだった。ゲームなのでリセットできる、と。リセット云々は洗脳解除のことを…