ベクシル

 次男と見に行った。内容もアニメもほとんど全篇どうでも良かったが、ごく一部に美しい、迫力のあるシーンがあった。ジャグはまったくだめ。主人公が(というより、アメリカの特殊部隊全体が)まるっきり日本人的で、ヘンだった。次男は、あんなに感情的でエリートなのはおかしいだろう、と言う。ベクシルちゃんは身体能力は優れているけど、感情的には問題があった。でもコネで何とかなった、そんなところだろうか。
 草薙素子のようでないと、エリートにはなれない。はずだが、実は、日本ではそうではない、ということが、上掲の本などを読むと、実によくわかる。たいへんに情けない。