最近読んだタニス・リー

ガイドブックを書くため、今月の20日頃から昨日まで、《平たい地球》を読み返していた。なので、最近読んだのは《平たい地球》。
この作品は、若者のための文学というか、年とってからだと心情としてあまり共感的には読めない。ドゥニゼルのアズュラーンへの愛って偽物よね……とか思ってしまう(笑)。詳しい説明は省略。少し年月をおいて書かれた『熱夢の女王』はわりとすんなり読めるかな。

私の好きなタニス・リー作品は『パラディスの秘録』『ヴェヌスの秘録』、前者は途中までしか翻訳が出なかったので、やむなく原書を講読。あー英語は読みたくない。浅羽先生が恋しい。……と切実に思いました。

前掲リストで読んでいないのは『パイレーティカ 女海賊アートの冒険』と、アンソロジーの『シャーロック・ホームズ四人目の賢者』『アザーエデン』。
あとは全部読んでいるかつ本を所持している。

タニス・リーを読んだことがない人には『闇の城』『幻魔の虜囚』といった初期のヤングアダルト作品がおすすめなのだけど、今は本がないのでね……。本が生きているのでは『闇の公子』かな。