忘れている

 昨日、電話で話している時に、吉田秋生吉祥天女』と『リボンの騎士』のタイトルが出てこなくて、参った。「サファイア王子の冒険」(苦笑)などと言って伝えようとしたが……。ガルシア・マルケスの名前が出なかったこともあるし、固有名詞の脳内連絡経路は、かなり壊滅状態に近い。内容はもちろんのこと、画面もせりふも出るのだから、タイトル度忘れ症というものだろう。いずれにせよ、老人性の症状である。

 教本を買って、ヨガにトライしているが、体は驚くほど硬く、開脚、前屈、何もできない。もちろん教本通りのポーズは取れない。そもそも足が太すぎて、割座りにも苦労する。というわけで、肉体的にも立派な老人である。そういえば、髪の毛も、かなり白い。