2009-07-20から1日間の記事一覧

恒川光太郎『雷の季節の終わりに』『草祭』『秋の牢獄』

この三冊は、それぞれ長篇、連作短編集、短編集である。 『雷の季節の終わりに』はジュブナイルで、少年の季節の変転を描いている。風わいわいという精霊に恒川らしい味があるが、ごく普通のライトノベル風ファンタジーである。『草祭』は不思議なことの起き…