網笠山に登る

一週間の予定がもろもろの事情で早く帰ることになった。

土曜日、久しぶりに網笠山に登った。
そもそも登山自体、ろくにしていない。事典の作業が本格化する前、2007年の夏に白馬に行き、その後は瑞牆に一度行ったくらいではないか。八ヶ岳に行くのも久しぶりだった。荒れているとか虫が湧くとかの悪評が聞こえていたこともあり、もしかすると10年ぶりぐらいだったかも。体力はもう恐ろしく落ちているので、往時の1.5倍くらいの時間を掛けて歩いた。直登を避けて青年小屋に回り、まあ体力の限界ならそのまま帰ってもいいかぐらいの気持ちであった。雪は少しだけ残っていた。当然、北側の青年小屋経由の方が多い。というより、普通のルートは、山頂から青年小屋に降りる10分程度の道に雪が残っていた程度で、雪はもう消えていたという方が正しい。およそ一か月前に雪が降っているから、もうちょっとあるのかと思ったが、そうでもなかった。お日様の力は偉大だ。1800メートルぐらいの地域のカラマツの林が、鹿に食われて、惨憺たるありさまであった。それから三つ葉ツツジと山桜がまだ花をつけていた。(写真生活に写真を載せた。)八ヶ岳高山植物などは、それほどの量はないが、7月以後にいくらか見られる。
今はこのあたりはそこそこ人気だそうで、土曜日で人出が多いのかと思ったら、そうでもなく、駐車場も山頂も空いていた。トレイルランニングの人と四組ほど行きあい、ああ流行だな、と思った。
年を取っているので、筋肉痛が翌日以降に出る。しかしそれよりも腰がきつい。腰痛はやはりかなり悪化しているものと思われる。