相変わらず

だらだらだけど、少しずつ仕事に復帰。ほんとに少しずつね。
何とか二月半ばまでにホームページを更新したい。公言したことが何もできていなくてごめんなさい。

先週の水曜日は半年ぶりぐらいで映画を観に行った。自転車で近所のシネコンにだけど。
3D「アバター」、「かいじゅうたちのいるところ「2012」よなよなペンギン
これらのどれ一つ、予告編も見ていない。いや、「かいじゅうたち」は追いかけっこをしている映像をネットで観た。
どうせくだらないと思ったが時間繋ぎに観た「2012」は想像を超えるくだらなさ(一応コメディだけど)で、CG制作費って安くなった、ということしか頭に浮かばない。NASAが当時のスパコンで作ったものなどがしきりに思い浮かぶのであった……。
アバター」は中国では上映中止にもなったとか。しかし物語は恐ろしく凡庸。映像も3Dの必要がない、深度と臨場感の無さで、眼鏡で耳が痛くなっただけだった……。美術の方は、きれいはきれい。でもゲームで充分。パンツァー・ドラクーンの方がいいし。
「かいじゅう」は原作のファンは決して観ないように。特に子供の頃に好きだったという人は、えーっ?!って感じだと思う。だってかいじゅう島に行くと、かいじゅうに男女があって、男女関係のもつれがごたごだとね……。男かいじゅうとうまくいかない女かいじゅうのせりふは非常にリアルだが……そんなものが観たいわけじゃないよ!! というわけで、嫉妬深くて癇癪持ちで、女の都合を考えない男を恋人にしている女性は、彼氏を誘って観に行ったらどうか、あるいは女友達と行って、男ってね……と愚痴をこぼすとか。マックスの設定その他、あらゆるところでどうしようもなく、しかも設定破綻気味なので、失敗作なのはまちがいない。ただただ、ジム・ヘンソンのかいじゅうたちは絵本そのまんまだったよ。
よなよなペンギン」もCG。おまけにまたもやラッコのぼうしだったりして……どうしてこうなってしまうのか。爺さんたちの人気者の元気な女の子も、パスだ。いい加減、おっさんに原作を考えさせるのはやめようぜ。せっかくのアニメがもったいない。声優は豪華で、ヒロインは悪くはないけど……あの声が個人的には苦手。爆笑問題は上手で驚いた。柄本明は、役柄に合わず、あの陰気な顔が浮かんでしまう。田中麗奈も少年の声に無理があり、女の子の声に聞こえてしまう。アニメの声は普通の映像とは違って、どちらかといえば舞台に近いが、舞台に近すぎるとまた違和感がある。存在しない物に命を吹き込む作業は、そんなに簡単ではないのだろう。