予定が終わらん!

 八月二十日頃に『日本幻想作家名鑑』を書き終えた後、一冊の共著に取りかかった。九月末というタイトなスケジュールだったのだが、諸般の事情で延びてしまい、ともかくも今日には書き終える、という予定でやっている。それなりに詳しいと信じていた分野(文学ではありません)だったが、予想外のことが続出。勉強にはなったが、とにかく思ったよりもずっと時間がかかってしまった。まさか日本語外の文献まで読むことになろうとは……_| ̄|○
 本当は昨日までに書き終えて、今日は別のことをしようと思っていたのだったが……。
 九月末には『山と渓谷』から原稿の依頼があり、現実面でこんなにお世話になった出版社はないと思うので、引き受けないわけがない。明日が打ち合わせである。明日は国会図書館で一日仕事をする予定なので、そこに来ていただく。たぶん会社から歩いて10分くらいだと思う。永田町山の麓にあるのだ、山渓は。私は東京新聞から仕事をいただいているけれども、『岳人』からはもちろんお仕事をいただいたことがない。『岳人』からも何か依頼が来ないだろうか……。山の本の書評とか……。最近では『八ヶ岳挽歌』というのを読んだ。
 今日の仕事が終わると、あと残っているのは、名鑑関連では、校正と、誌面作り、誰かが原稿を落とせばその穴埋め、アニメの概説。それから東京創元社の文庫の解説。新聞の仕事もあった……。
 文庫の解説はいつもとても苦労する。でもってうまく書けた、という感じがしないことが多い。まだ何にもしていない(本を読み返してもいない)うちから、不出来な結果を思ってくよくよするのは馬鹿げているが……。
 とにかく書き下ろしが終わったら、本の山が片付くかと思ったが、ちっともそのようにはならない。また新たな本が積まれるだけなのだ。