トニー・マネロ

 こういう話だったとは……ピノチェト暗黒時代をもっと直接的に扱ったのかと思ったけど、そうではなく、隠喩的な映画であった。主人公の狂気がおそろしいほど自然で、隠喩的といったけれども、映像自体はハイパーリアル系なのだった。一瞬にしてキレるところとか、お見事。印象的な映画ではあった。なお、映倫とか関係ないらしく、もろだしでした(^◇^;)。

 ガエル・ガルシア・ベルナル「DEFICIT」は今回は見られなかったが、来年公開になるらしいので、その時に見よう。予告編を見る限りでは定型的なストーリーのよう。映像も普通っぽい。