ドラゴンと愚者

 水曜から長坂に帰り、仕事を済ませて、ブルーベリーを摘んで、昨日帰ってきた。
 行きの電車(あずさには乗らず、鈍行で行くのである)で読んだのが、標記の本。
 たけちがラノベだと評した。まあその通りなので、ツッコミどころはいろいろあるが、それはそれとして、気に入った。
 これは兄弟物で、双子も含めて三組も兄弟が出てきて、しかもやおいにしたいような設定になっていて、絵がマンガでしか浮かぱない。こまいことは言わない。

ドラゴンと愚者 (ハヤカワ文庫FT)

ドラゴンと愚者 (ハヤカワ文庫FT)

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 この作品の双子の兄がカリスマがあって自己中(わがまま)だという設定になっている。カリスマが高いと自己中になるだろう。ここで思いだしたのは『敵は海賊・正義の眼』。ヨウメイに不快な男として排除されるモーチャイは、異様にカリスマが高いが、幼稚で、ものすごい自己中である。カリスマが高ければ、自然とそうなるだろう。カリスマの高い人間は、孤立すれば、ろくなことにならない。