サンシャイン2057/ブラックブック

 水曜日なので、近くのシネコンに映画を見に行く。
 仕事をしていてふと気づくと、9時35分だった。ちゃりを飛ばして、45分の上映開始に間に合った。えらい。
 映画はどっちもまあまあだった。
 前者はアルマゲドンのような徹底したバカ映画ではなく、定石通り化け物は出てきたけど、それなりに見られる作品。設定の変なところは追究しない。これがないと、話自体が成立しないから。ただ、日本人のキャプテンの判断ミスと、中国人(だよね?)の船の操作ミスで、すべての悲劇が起きたことを考えると、差別的な感じ? 考え過ぎかもしれないけど。
 それにしても日本人の英語は聞き取りやすくていいなあ。要するに日本語になまっているんだろうけど。「麦の穂」に続けて主役のアイルランド人、キリアン・マーフィがかわいい。
 後者は「スターシップ・トゥルーパーズ」の監督の作品。別に映画でなくても良かったような、ただのドラマ。レジスタンスもののサスペンスなんだろうけど、サスペンス度低し。前者の方がよほど緊張感があった。そもそもこのヒロインに緊張感が足りない。怒りも恐怖も低い。それを懸命に押し殺しているというようでもなく、自暴自棄というのでもない。それでも長い時間をそれなりに飽きなかったので良しとしよう。